こんにちは、ゆーた(@ycstff23)です。
今回は、『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』を紹介します。
著者は、日本一アンチの多い「米国株」ブロガー、YouTuberのバフェット太郎さんです。
中田敦彦さんがYouTubeでこの本が紹介されていて、
面白そうだったのですぐに本を購入して、米国株も買いました。
ちなみに、私が米国株を買った時からは順調に伸びています。
要約
将来に漠然としたお金の不安を抱えていて、
どうしたらいいのか分からない庶民のための本になっています。
投資の世界で広く知られている「王道」について書いてあり、
誰でも簡単にマネできる投資法を紹介してくれます。
具体的には、
米国の超大型優良連続増配高配当株に投資して、
配当金を再投資するだけの投資法です。
米国株で儲けるのは、スタバでフラペチーノ飲むくらい簡単!
英語力もいらないし、時間もかかりません。
学べたこと
「マネーマシン」をつくる
「マネーマシン」をつくるには、最適なポートフォリオを組む必要があります。
例えば、バフェット太郎さんは、
アメリカの超大型連続配当高配当化株10株に均等分散投資していて、
その配当を再投資することで資産増やして続けています。
これがお金がお金を買って生み出しくれる「マネーマシン」になっています。
配当で得たお金はただ同然なので、
例え株価が半値になっても別に損するわけではなのです。
配当は四半世紀(3ヶ月)ごとにもらえます。
「マネーマシン」を作っても、
ちょっとデザインを間違えれば不良品になってしまうので注意です。
ちなみにバフェット太郎さんの場合は、
月に1度、3分で終了。
「S&P500ETF」がすごい
世界一の投資家ウォーレン・バフェットや多くの著名投資家が、
「S&P500ETF」への投資を推奨している。
「S&P500ETF」に投資するだけで、
「マネーマシン」のデザインは完成するのです。
しかし、
誰も「S&P500ETF」に集中投資するということをやっていません。
誰でも知っているけど、
そのマシンを手に入れたところで自分の手には負えないからです。
そのため、自分の性格にあったオリジナルの「マネーマシン」を作る必要があるのです。
オリジナルの「マネーマシン」を作るには、投資の勉強は欠かせません。
株の税金の仕組み
株で得た収益にも税金がかかります。
譲渡益(キャピタルゲイン)にかかる税金は、国内課税 20.315%。
配当金(インカムゲイン)にかかる税金は、
現地課税 10%が差し引かれた後に、国内課税 20.315%。
合計で28.283%もの税金がかかるのです。
ただし、配当金の現地課税 10%は確定申告することで還付されます。
確定申告を忘れずに!
米国株は増配しまくり
米国企業は、資本効率を示すROE(自己資本効率)が総じて高く、
25年連続で増配を繰り返す企業が100社以上もあります。
ちなみに日本は花王の1社のみ。
ちなみに、
コカ・コーラは、54年連続増配。
プロクター&ギャンブルは、61年連続増配。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、54年連続増配。(2018年データ)
これだけでもいかに米国株に投資するほうが賢明ということが分かります。
パッシブ運用が良い
パッシブ運用とは、
株価指数に連動するインデックスファンド(投資信託)やETFに投資する戦略。
例えば、
「iFree・S&P500・インデックス」や「バンガード・S&P500ETF(VOO)」などに投資すること。
投資の世界では個人投資家は個別銘柄に投資するよりも、
パッシブ運用した方がいいと言われています。
それは、多くの投資家が銘柄選択を間違えたり、
本来すべきでないタイミングで売買してしまったりを繰り返すためです。
パッシブ運用をすることで、
投資家は主要企業500社にまとめて分散投資することができるが魅力です。
仮に個別銘柄に投資しても、
市場平均を1%以上上回ることは5%の確率でしかないありません。
長期保有すべき配当銘柄
- 安定したCF(キャッシュフロー)
- 事業の競争優位性が高い
- 還元に積極的
以上の点が長期保有すべき配当銘柄の特徴です。
具体的な例は、
コカ・コーラ株やプロクター&ギャンブル株などの生活必需品関連の株です。
生活必需品関連株は、
投資家の期待値が低い分、株価が暴落するケースが少なくなっています。
また、生活必需品は他社を比べて品質や性能にそれほど差がないため、
一度強固なブランドを築き上げれば、優位になれます。
そのため、永続的なキャッシュフローが期待できるのです。
コカ・コーラやプロクター&ギャンブルは還元にも積極的です。
コカ・コーラは利益の約8割、
プロクター&ギャンブルは利益の約半分を株主に還元しています。
キャッシュフロー計算書が重要
キャッシュフロー計算書とは、
現金収支を表していて、
実際に企業からいくらのお金が出ていき、
いくら入ってきたのかを示しています。
企業にどれだけ利益が出ていても、
手元にあるお金が無くなった瞬間倒産してしまいます。
そのため、
企業にどれだけ現金が入ってきたかを示す営業キャッシュフロー(キャッシュフロー計算書に記載)が極めて重要な指標になります。
個別銘柄に投資する場合は、
営業キャッシュフローが毎年黒字で着実に増えていることが理想です。
マネーマシンを作る手順
- 銘柄数決定
- 景気循環別、銘柄数決定
- 個別銘柄数決定
1.銘柄数決定
まずは、保有する銘柄数を決めます。
個人投資家の最適な投資銘柄数は、8~16銘柄。
最初は10銘柄くらいがおすすめ。
銘柄数は途中で変更可能ですので、最初はざっくり決めてOK。
2.景気循環別、銘柄数決定
「回復」:ハイテク株、金融株
「好況」:資本財株、一般消費財・サービス株、素材株
「後退」:エネルギー株
「不況」:生活必需品株、ヘルスケア株、通信株、公益株
この4つのセクターへの銘柄配分を決めます。
ちなみに、バフェット太郎さんは、
「回復1銘柄、好況1銘柄、後退1銘柄、不況7銘柄」の保守的なポートフォリオだそうです。
保有している銘柄が少ないと、
一つ銘柄のボラティリティ(変動率)が高くなります。
そのため、景気の影響をあまり受けない「不況銘柄」が多いほうが安定したポートフォリオになります。
3.個別銘柄決定
『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』では、バフェット太郎さん厳選、
賢者のための黄金銘柄30種が紹介されています。
例えば、
コカ・コーラ、アップル、マクドナルドなどです。
また、黄金銘柄30種はどれも競争優位性が高く、
最低でも10~15年の長期保有が見込まれいます。
もし、長期保有するだけの自信が持てないようなら、投資しない方がおすすめです。
自信のある銘柄だけに投資したい場合は、
個別銘柄5銘柄(ポートフォリオの3~6割)、残りの4~7割をS&P500ETFで代用することもありです。
簡単なルールに従う
投資で成功するためには、
分かりやすい意志決定プロセスと自分で決めた投資方針を守らなければならない。
感情に従って投資をしていたら、失敗していまう。
例えば、
バフェット太郎さんは、「毎月最後の金曜日にポートフォリオにおける組み入れ比率最低銘柄に5000$買い増す」と決めているそうです。
自分で明確な投資ルールを決めて、
後はそれを機械のように続けていくだけです。
投資の世界では、
長期的にみれば投資タイミングがパフォーマンスに与える影響はほとんどないそうです。
いつ投資するかということはあまり重要とされていないのです。
もうちょっと安くなった株を買おうとしているといつまでたっても購入できず、
機会損失をする羽目になってしまうので注意。
まとめ
この本を簡単にまとめると、
- 米国株最強
- マネーマシンを作る
- 株をするには勉強不可欠
- 長期保有で考える
- 自分の投資ルールに従う
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